不倫に対する仕返しの正しい方法|法的リスクを冷静に判断しよう

不倫に対する仕返しの正しい方法|法的リスクを冷静に判断しよう
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不倫をされたら、怒りや悲しみといった感情が抑えられないときもあるでしょう。

仕返しをしたい…そう考えてしまうこともあるのが普通です。

しかし、仕返しの方法によっては法に触れてしまい、逆に加害者となるケースも。

また、仕返しを行うことで、さまざまなリスクを背負う可能性もあります。

では、不倫に仕返しするリスクには、いったい何があるのでしょうか。

本記事では、不倫に対する仕返しの正しい方法や法的リスクについて解説していきます。

不倫されて仕返しを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

不倫への仕返しの心理とリスク

まずは、不倫への仕返しの心理とリスクについて、以下2点を解説していきます。

  • 仕返しを考える時の心理:怒りと復讐心の原因
  • 仕返しの法的リスクを理解する

それぞれ詳しくみていきましょう

仕返しを考える時の心理:怒りと復讐心の原因

仕返しを考えるときの心理としては、やはり以下の点が大きい要因となるでしょう。

  • 怒り
  • 悲しみ
  • 復讐心

不倫は、パートナーの裏切り行為なので、当然怒りや悲しみなど負の感情を強く感じます。

そうなれば、不倫をしたパートナーに対して、復讐をしてやりたいと思うのは当然です。

しかし、復讐は負の連鎖につながってしまうことが多い傾向にあります。

また、復讐・仕返しのやり方によっては、逆にこちらが加害者となることも。

したがって、復讐や仕返しをする場合には、法的なリスクを知っておく必要があります。

仕返しの法的リスクを理解する

不倫に対する仕返しは、やり方によってはこちらが加害者となり罪に問われるケースも。

悪いのは相手なのに、仕返ししたら加害者扱いされるのは腹立たしいですが、これが現実です。

では、どのような行動をしたらこちらにもリスクがあるのでしょうか。

具体的には以下の行為が違法行為とされ、法的リスクが発生します。

  • 不倫相手の職場に不倫をバラす
  • 不倫相手の家に物を大量に送り付ける
  • 暴言や暴力を不倫相手にふるう
  • 自分自身も誰かと不倫をする
  • 不倫相手のスマホを破壊する

不倫をされたら、不倫相手の信用を落とすために、職場に不倫をばらしたくなります。

しかしこれは「名誉棄損罪」に抵触する可能性があるため、自分の首を絞める可能性が。

不倫相手の家に物を大量に送る仕返しも、精神的損害として認められるケースがあります。

暴言や暴力は、脅迫罪や暴行罪・傷害罪になってしまう恐れがあるのです。

相手に同じ苦しみを与えたいと、自分自身も不倫をする方法も考えがちかと思います。

これは、自分が加害者になるため、相手から慰謝料請求される立場になってしまいます。

不倫相手のスマホを破壊すれば、器物損壊罪に該当するケースも。

また、慰謝料請求など有利になる証拠が消えてしまう恐れもあるのです。

このように、大抵の復讐・仕返しとして考えられることは、法律で禁止されています。

また復讐できたとしても、それは一時的な喜びだけで、後々後悔することになるでしょう。

したがって、不倫されても怒りをグッと抑えて、冷静になる必要があるのです。

不倫には慰謝料請求という正当な仕返しがおすすめ

不倫への仕返しや復讐は、逆に自分の首を絞める結果になることが多い傾向にあります。

では、不倫相手にはどう仕返しするべきかというと、これは慰謝料請求が当てはまります。

本章では以下の2点を解説していきます。

  • 不倫の仕返しに使える慰謝料請求とは?
  • 慰謝料請求のメリットとデメリット

それぞれ詳しくみていきましょう。

不倫の仕返しに使える慰謝料請求とは?

慰謝料請求とは、不倫など精神的苦痛を受けた場合に受けられる金銭的な補填です。

法律で定められた範囲で、不倫相手に対して金銭を請求できます。

そして慰謝料請求は、以下の人にすることが可能です。

  • 不倫をしたパートナー
  • パートナーの不倫相手

また、不倫で慰謝料請求ができる条件は以下の通りです。

  • 不倫によって自分の意志で肉体関係を持った場合
  • 不倫相手が特定できている場合
  • 不倫相手の故意・過失が認められた場合

それらの条件が認められれば、慰謝料請求を行うことが可能です。

慰謝料請求として受け取れる額は、おおよそ50~300万円が相場となっています。

基本的には弁護士に相談し、慰謝料請求可能か、証拠はあるかなど話を進めていきます。

個人でも慰謝料請求は可能ですが、ミスをすれば受け取れなくなってしまいます

特に問題がないのであれば、弁護士に相談するようにしましょう。

慰謝料請求のメリットとデメリット

不倫した相手に対して償いを求める慰謝料請求。

もちろんメリットも大きいのですが、一方でデメリットも存在します。

慰謝料請求のメリット・デメリットについてみていきましょう。

慰謝料請求のメリットについて

慰謝料請求のメリットとして、不倫相手を法的に償わせることができる点があります。

不倫の慰謝料請求では、50~300万円が相場ですので、相手に痛手を与えられます。

そして、慰謝料を受け取ることで一区切りが経ち、精神的にも落ち着けるでしょう。

また、慰謝料請求を続けているうちに、相手と和解できるケースも。

時間はかかりますが、上記のお金を受け取れる点は大きなメリットです。

慰謝料請求のデメリットについて

慰謝料請求のデメリットとして、心身の負担と時間・費用がかかる点が挙げられます。

慰謝料請求を行うには、証拠や不倫相手の特定が必要です。

上記証拠が不十分な場合、慰謝料請求は却下される可能性も。

そのため、探偵を雇ったり、弁護士に相談する必要があります。

また証拠をそろえても、相手が支払いを拒否するケースも多いです。

そうなれば裁判となりますが、判決まで大体半年~1年がかかります。

そして弁護士を雇う必要もあるので、費用もかさんでくるのです。

つまりは不倫され辛いなか、上記すべてを行う必要があるということになります。

心身共に疲れますし、さまざまな費用が掛かるので、この点はデメリットでしょう。

慰謝料請求のコツ|正当に仕返しするポイント

続いて、慰謝料請求のコツや、正当に仕返しするポイントについて以下3点を解説します。

  • 不倫を証明できる証拠を集める
  • 慰謝料の請求額と交渉のポイント
  • 正当な仕返しには弁護士を立てることがおすすめ

それぞれ詳しくみていきましょう。

不倫を証明できる証拠を集める

慰謝料請求を成功させるには、不倫を証明できる証拠を集める必要があります。

証拠無しの場合、相手が承諾しかねたり裁判で拒否されたりする可能性が高いです。

したがって、証拠は揃えておかないと非常に不利な状況になってしまいます。

具体的には、以下のような証拠を集めてみてください。

  • 不倫相手とのやり取りがあるLINEやSNS
  • ホテルに出入りした写真
  • 肉体関係を映した写真や動画
  • GPS・クレカなどでホテルに出入りしていた記録

不倫相手との肉体関係や、ホテルへの出入りの証拠があれば有利に進めることが可能です。

自分だけでは難しい場合、探偵を雇うなどして証拠を集めていきましょう

慰謝料の請求額と交渉のポイント

証拠が揃ったら、慰謝料請求の交渉をしていきます。

直接慰謝料請求をする場合は、口頭・電話・メール等で行いましょう。

その後相手が同意し、慰謝料を受け取れば完了です。

また慰謝料の相場は50~300万となります

過剰な額を請求しないように注意しましょう。

直接慰謝料請求するメリットは、費用や手間がかからない点です。

一方、話がこじれたり、言った言わない問題に発展すると、結局裁判になることも。

交渉のポイントとして、感情的になって言い争いに発展させないこと。

そして請求額も、過度ではなく適正な価格にすることが重要です。

どうしても進展しない場合は、弁護士に相談することも視野に入れておきましょう。

正当な仕返しには弁護士を立てることがおすすめ

自分での慰謝料請求が難しいと判断した場合は、弁護士を立てて話し合いをしましょう。

弁護士は法律のプロなので、慰謝料請求が通るか、どれだけ請求できるかがわかります。

また、自分の希望の慰謝料を伝えると、希望に沿うよう立ち回ってもらうことが可能です。

個人で請求するより圧倒的におすすめなので、法律に疎い方は弁護士を立てましょう。

また、弁護士に依頼することで、交渉や手続きなどを代わりに行ってくれます。

こちらの負担が減る点からみても、弁護士に依頼するのはおすすめといえるでしょう。

法的な仕返し以外の方法

続いて、法的な仕返し以外の方法を以下2点解説していきます。

  • 法的手段を取らない
  • 自分の人生を前向きに進める

それぞれ詳しくみていきましょう。

法的手段を取らない

慰謝料請求は、法的な手段で行える仕返しです。

一方で、法的手段を取らない仕返しの方法も存在します。

具体的には以下のとおりです。

  • 誓約書を書かせる
  • 離婚しない・離婚して出ていく
  • 家族の写真をSNSなどに挙げる

不倫相手や配偶者に誓約書を書かせることで、人生においての決まりごとを作れます。

具体的には以下のような誓約をすると良いでしょう。

  • 不倫相手と二度と会わない
  • 不倫関係を解消する
  • 破った場合の違約金

誓約書を書いておくことで安心ですし、いざという時には法的な効力も発揮します。

よくある「言った・言わない」トラブルの回避にもつながるのでおすすめです。

そして不倫相手が希望する方とは真逆の行動をするのも、仕返しとして有効です。

不倫だと、離婚したくないといえば離婚して、家から出ていく。

離婚したいと言われれば、離婚せず夫婦生活を続ける、などです。

ただこの方法は自分自身を縛ることになる上、子供に悪影響が起こることも。

自分を苦しめてしまうと判断した場合はやめた方がよいでしょう。

そして、不倫の相手が配偶者との関係に熱があるなら、家族の写真を見せるのも手です。

直接見せるとトラブルの元なので、SNSなど相手が見られるところでアピールしましょう。

他に、仕返しをしないことも一つの選択肢となります。

特に関係の再構築をしたい場合は、相手を許すことも視野に入れておきましょう。

自分の人生を前向きに進める

自分の人生を前向きに進めることで、相手への仕返しとなることがあります。

楽しそうにしている自分をみて、なんで不倫したんだと後悔させられるケースも。

また人生を前向きに進めることで、自分自身のためにもなります。

前向きでいれば、いつか不倫の悲しい思い出も消えていくでしょう。

不倫を経て、前向きに進むのは難しいですが、可能であれば一番の方法といえます。

不倫の仕返しは法律に触れないように気を付けよう!

不倫をされれば、仕返しをしたくなる気持ちが生まれるのは当然です。

しかし、仕返しの方法によっては、法に触れる危険があるので気を付ける必要も。

気持ちが収まっても、法に触れれば自身も加害者となってしまいます。

不倫の仕返しは、法に触れない方法や、弁護士を通した慰謝料請求などで行うようにしましょう。

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この記事の監修者

前田祥夢のアバター 前田祥夢 代表弁護士

ご相談の結果、法律の専門家である弁護士として、イチ相談相手として、最善の解決案を提案できるよう、最善を尽くします。

私は「法律的にダメ、できない」ではなく、「ではどうすれば良いのか、何ならできるのか、どこまでできるか」を考え抜きます。

ぜひ依頼者さまの問題解決に向けて伴走させていただけましたら幸いです。

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