熟年不倫の原因と家庭に及ぼす影響!対処法やリスク回避のポイント

熟年不倫の原因と家庭に及ぼす影響!対処法やリスク回避のポイント
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熟年離婚が増えている」というニュースや記事をよく見かけるようになりましたが、熟年不倫も増えているといわれています。

「長年連れ添った夫婦がなぜ不倫を……」と思ってしまう方も多いでしょうが、熟年不倫が増えてきたのには理由があります。

熟年不倫は家庭に及ぼす影響も多いため、万が一発見した場合はどのように対処すればよいか、リスク回避や予防策なども知っておくとよいでしょう。

本記事では、熟年不倫の原因と家庭に及ぼす影響について、対処法やリスク回避のポイントと一緒に詳しく解説します。

目次

熟年不倫が抱える問題とは

熟年不倫が増えているのには、どのような背景があるのでしょうか。

熟年不倫は、家庭に対して経済的にも精神的にもリスクが大きいことを承知のはずです。

にもかかわらず、不倫に走ってしまうことに熟年不倫が抱える問題の深刻さがあります。

以下では、熟年不倫が増える背景と熟年不倫を引き起こす主な原因について解説します。

熟年不倫が増える背景

熟年不倫が増えるのには、どのような背景があるのでしょうか。

考えうる2点について解説します。

  • 長い結婚生活からの夫婦関係のマンネリ化

結婚生活が長くなると、もはや相手(配偶者)がいることが当たり前のようになっていく傾向があります。

付き合い始めた頃のドキドキ感もなくなり、二人の会話やスキンシップも減っていき、夫婦関係がマンネリしていくことで外に刺激を求めていくようになることが考えられます。

  • 家庭内の環境の変化

結婚生活が長く続けば、家庭内の環境も変化します。

<家庭内の環境の変化例>

・子供が独立したことで、自由な時間が作りやすくなった

・将来の人生の目標や老後の人生設計が変わってきた

・介護のストレスで疲弊してしまった

一つがきっかけになるわけではなく、色々な要素が時間をかけて積もっていくことで熟年不倫に走ってしまうことが考えられます。

熟年不倫を引き起こす主な原因

熟年不倫を引き起こすのにはリスクがあると、多くの方が考えるでしょう。

熟年不倫を引き起こす主な原因について解説します。

  • 配偶者への不満の蓄積

結婚生活を続けていくうちに、配偶者への不満が蓄積していくケースがあります。

<例>

・何かと不平不満をずっと言われてきたものの、ずっと我慢してきた

・家庭を顧みず仕事ばかりで、家事や育児をまったく手伝ってこなかった

このような不満が蓄積している場合、身近に好意を抱く相手がいたらつい心も身体も許してしまうことがあってもおかしくありません。

日々の疲れの癒しを求めて、不倫を始めてしまう方はいるでしょう。

  • 自由に使える時間とお金の獲得

熟年にもなると子供が自立し、時間とお金に余裕が出てきます。

自由に使える時間とお金があると、若かった時にはできなかったこともできるようになります。

<例>

・デート代やホテル代を払う

・家族以外の方にプレゼントを購入する

経済的にも精神的にも余裕がある方は、他人から魅力的に見えるでしょう。

熟年という年齢になったからこそ、家庭以外にも目をむける余裕ができます。

  • SNSの発展

現代はSNSが発展していることで、簡単に異性と出会えるようになっています。

たとえば、InstagramやXは誰でも簡単にアカウントが作成でき、必ずしも本名や顔写真を載せる必要がありません。

メッセージ機能を使えば個別のやりとりも可能です。

実際に会うまでのハードルも、そこまで高くはないでしょう。

また、出会い系サイトに登録すれば、同じような目的の方と出会える確率がさらに高くなります

不倫相手を探そうと思ったら簡単に探せてしまう環境があることも、熟年不倫を引き起こす原因の一つといえます。

  • 新しい刺激を求める心理

結婚生活が長く続くと、毎日ほぼ同じルーティンをこなすことが増えてきます。

夫婦関係がマンネリ化してくると、何か新しい刺激を求めて外へ意識がいくことも考えられます。

何か熱中できる趣味があればよいのですが、多くの方が熱中できるほどの趣味を持っているわけではありません。

ずっと同じルーティンを続けてきた熟年夫婦だからこそ、新しい刺激を求めたくなる可能性は大いにありえます

熟年離婚と熟年不倫の関係

厚生労働省のデータ「令和5年(2023) 人口動態統計月報年計(概数)の概況」によれば、離婚件数は平成14年(2002年)をピークに減少傾向にあるものの、同居期間が20年以上の夫婦の離婚件数は昭和60年(1985)と比べると倍になっています

熟年離婚が増え続けている理由の一つが、熟年不倫にあると考えられます。

熟年離婚と熟年不倫の関係性についてみていきましょう。

熟年離婚が増える理由

熟年離婚が増える理由はさまざまありますが、熟年不倫の観点から考えると大きな原因は2つあると考えられます。

  • 異性と簡単に出会える環境が増えたこと

1つは、異性と簡単に出会える環境が増えたことです。

具体的にはSNSの活用で、スマートフォンさえ持っていればマッチングアプリなどの出会い系サイトを利用して簡単に出会えます。

SNSは便利なツールではありますが、熟年になっても異性との交流も簡単にできるようになったことは熟年離婚を増やす一因になったといえます。

  • 女性の経済的自立

もう1つは、女性の経済的自立が進んできていることです。

男女雇用機会均等法や女性活躍推進法などの法整備や育児休業制度も進んできていて、社会全体の意識は変わってきています。

また、厚生労働省のデータ「令和5年版働く女性の実情」によると、労働力人口は女性が28万人増加、男性が4万人減少しています。

労働力人口総数に占める女性の割合は45.1%(前年差0.2ポイント上昇)で、着々と増えてきているのが特徴的です。

熟年離婚が増えたのは、女性の経済的自立が進んだことで金銭面のハードルが下がったことも一因になったといえます。

熟年離婚を避けるための方法

熟年離婚は将来の生活のことを考えると、リスクが大きいものといえます。

熟年離婚を避けるための具体的な方法について解説します。

  • 相手を尊重し、価値観や生き方の違いを受け入れる

普段から相手のことを尊重し、価値観や生き方の違いを受け入れましょう

人それぞれ価値観や生き方があり、違うからこそ問題が発生して揉め事になります。

夫婦間においても自分の価値観を押し付けることはしないで、相手の価値観を受け入れることが円満の秘訣といえるでしょう。

  • どうすれば夫婦関係を維持できるのか考える

どうすれば夫婦関係を維持できるのか、熟年離婚を回避するためには何が必要なのかを考えましょう。

そのためには、夫婦間のコミュニケーションがとても重要です。

逆にいえば、夫婦間のコミュニケーションが少なく、どうすれば夫婦関係を維持できるのかを考えられないと、熟年離婚の可能性が浮上してきてしまうでしょう。

  • 日頃から感謝を伝える

日頃から感謝を伝える習慣を身につけましょう。

「ありがとう」という言葉は、言われた側はもちろんのこと、言った側も嬉しくなる言葉です。

夫婦間において、いつの間にか「やってもらって当たり前」「気づいて当然」のように思っていることはあるのではないでしょうか。

「今更恥ずかしい」などと思わず、思い立ったその瞬間から感謝を伝えていくことを始めていきましょう。

  • 自分の問題を共有し、不満を正直に言う

もし、自分が不満に思ってることや問題があると感じたときには、正直に相手へ伝えましょう。

言わないことで溜め込んでいくと、後々耐えられなくなって他の問題に発展してしまうことも考えられます。

自分だけの問題とせず夫婦間で共有し、一緒に問題解決するようにしましょう。

熟年不倫が家庭に及ぼす影響

熟年不倫が発覚したことで、離婚に発展する可能性があります。

また、離婚に至らなかったにしても、家族・子供に大きな影響を与えて家庭崩壊のリスクも考えられるでしょう。

熟年不倫が家庭に及ぼす影響について解説します。

経済的なリスク

経済的なリスクとして考えられるのは、慰謝料請求財産分与などについてです。

熟年離婚の場合は共有財産も多いため、財産分与で揉める可能性が高くなるでしょう。

また、不倫期間が長いほど高額な慰謝料を請求される可能性もあります。

将来の生活を考えれば、熟年不倫は経済的リスクが高い行為といわざるをえません。

精神的なダメージ・子供への影響

熟年不倫が発覚したことによる、配偶者や家族(特に子供)に与える心理的負担は計り知れません。

家族からは信頼を失い孤立化し、精神的なダメージを負うリスクがあります。

また、老後の生活を考えると、配偶者や家族の協力がないと不自由なことも出てきます。

自業自得ではあったとしても、失ったものの代償は想像以上に大きいことを実感してしまうでしょう。

熟年不倫を発見した場合の具体的な対処法

もし、あなたが熟年不倫を発見した場合、何から始めればよいのでしょうか。

熟年不倫を発見した場合の具体的な対処法について解説します。

証拠の収集

不倫の証拠を集めましょう

もし、裁判にまで発展したとしても、証拠があれば言い逃れできません。

民法第770条1項1号には、不貞行為が離婚事由になることが規定されています。

不貞行為とは、配偶者がいるにもかかわらず自由な意思にもとづいて、配偶者以外と性的関係におよぶことといわれています。

もし、裁判において不倫の証拠として提出するのであれば、性的関係を持ったことが証明された場合のみ有効となると考えておきましょう。

<不貞行為の証明となる可能性が高い証拠>

・性行為の動画・写真

・ラブホテルに出入りしている動画・写真

・クレジットカードの利用履歴

・不貞行為を認める誓約書

・探偵事務所の調査報告書

慰謝料請求

どうしても相手を許せない場合や責任を追及したい場合は、慰謝料を請求するという方法を取ります。

慰謝料請求は、以下のような流れで進んでいきます。

  1. 訴状の作成と提出
  2. 相手方への訴状送達
  3. 第一回口頭弁論
  4. 二回目以降の口頭弁論
  5. 証人・当事者尋問(必要な場合)
  6. 和解交渉(裁判所からの提案)
  7. 判決

訴状を提出する際には、以下の書類を添付しましょう。

・訴状副本:被告の人数分
・書証の写し:裁判所用として1通、被告用として被告の人数分
・資格証明書(代表者事項証明書等):原告や被告が法人のとき
・戸籍謄本、戸籍の記録事項証明書:原告や被告が未成年のとき

そして、慰謝料請求する際には、以下の点に注意しましょう。

・弁護士を立てずに訴訟できるものの、リスクはある
・裁判費用を負担することになる
・判決ができるまで時間がかかるため、精神的・肉体的負担は大きくなる

弁護士へ相談

証拠集めや慰謝料請求について、一般人はどのようにすればよいかわからない場合がほとんどでしょう。

そのため、熟年不倫が発覚した場合は弁護士に相談して法的な見地からアドバイスをもらうことをおすすめします。

弁護士に相談することで、以下のような点においてメリットがあります。

・高額な慰謝料を請求するための法的知識や交渉力を有しているため、交渉を有利に進められる

・交渉を円滑に進めていける可能性が高く、精神的ストレスを軽減できる

弁護士に相談する前にはできる限りの証拠を集めておき、手元に証拠があることを相手にバレないようにしておきましょう。

弁護士を選ぶときは、以下の点を意識して選ぶようにしましょう。

・不倫問題に強い

・実績が豊富である

・話を親身になって聞いてもらえる

・解決までの道筋を示してくれる

・弁護士費用をきちんと提示してくれる

熟年不倫のリスク回避と予防策

熟年不倫は、今後の生活のことを考えるとできる限り避けたほうがよいものです。

熟年不倫のリスクの回避方法や予防策について解説します。

夫婦間コミュニケーションの改善

夫婦間のコミュニケーションの取り方を改善してみましょう。

結婚当初は毎日たくさんの会話を交わしていたものの、いつの間にか必要最小限の会話にとどまるようになっている夫婦も多いのではないでしょうか。

不平不満を伝えるのは難しくても、小さなことでも感謝の気持ちを伝えるのは決して難しいことではありません。

相手への小さな気遣いや思いやりを持つことから始めてみるのはいかがでしょうか。

最初は少し恥ずかしさもあるかもしれませんが、夫婦間のコミュニケーションの改善手段としておすすめです。

夫婦カウンセリングの活用

夫婦カウンセリングとは、夫婦間における問題点や悩みなどについて、第三者からアドバイスを受けて行うカウンセリングです。

夫婦カウンセリングを利用することには、以下のようなメリットがあります。

・夫婦間の問題点はなかなか周りに話せないデリケートな内容を聞いてもらえる

・専門資格を有していたり、経験豊富な専門家のアドバイスをもらえる

・現在の状況を脱するために必要なことが具体的になる

・仮にその場ではっきりとした答えが出なかったとしても、誰かに話したことで気持ちがスッキリできる

夫婦カウンセリングは、以下のような流れで進むことが一般的です。

  1. ヒアリングシートの記入:紙に不安や問題点を書き出す
  2. 問題分析:専門家が中立的な立場から問題分析する
  3. 最終目標の明確化:具体的なゴール設定とビジョンを共有する

夫婦間のトラブルが起きたときや、関係を見つめ直して以前のような関係に戻りたいときなど、第三者の力を必要としたときに夫婦カウンセリングの利用をご検討ください。

熟年不倫問題への正しい向き合い方

本記事では、熟年不倫の原因と家庭に及ぼす影響について、対処法やリスク回避のポイントと一緒に詳しく解説しました。

熟年不倫問題には、冷静に向き合うことがとても重要です。

経済的なリスクを負うのみならず家庭に及ぼす影響が大きく、特に子供への影響が懸念されます。

熟年不倫問題の解決のためには、以下のような行動がおすすめです。

・夫婦間で話し合うことを増やし、コミュニケーションを深めていく

・夫婦カウンセリングを利用する

・弁護士に相談する

夫婦間で色々な手段を試したものの、どうにもならずに困っている方はぜひ弁護士にご相談ください。

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この記事の監修者

前田祥夢のアバター 前田祥夢 代表弁護士

ご相談の結果、法律の専門家である弁護士として、イチ相談相手として、最善の解決案を提案できるよう、最善を尽くします。

私は「法律的にダメ、できない」ではなく、「ではどうすれば良いのか、何ならできるのか、どこまでできるか」を考え抜きます。

ぜひ依頼者さまの問題解決に向けて伴走させていただけましたら幸いです。

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