主婦は家庭を守り家族を支える存在で、あまり不倫をするイメージがないという人も多いのではないでしょうか。
しかしここ数年で、主婦の不倫が急増しており、決して他人事ではありません。
社会の変化やインターネットの普及により、家族間のコミュニケーションが不足し、一方で家庭外の異性と手軽に出会えるようになったことも原因であるといわれています。
本記事では主婦の不倫の現状や主婦が不倫に至る原因、主婦の不倫にありがちなシチュエーションについて詳しく解説します。
さらに主婦の不倫を待ち受ける大きなリスクまで解説しますので、主婦の不倫問題に興味がある人はぜひ参考にしてみてください。
主婦の不倫の現状
主婦といえば、家庭を守るために家事や育児に専念している貞淑な女性のイメージを抱いている人も多いのではないでしょうか。
しかし最近では既婚女性の不倫率が急増しているといわれています。
一般社団法人日本家族計画協会が2020年に行った調査では、既婚女性の不倫率が46.3%、およそ2人に1人の既婚女性が不倫をしているという結果が発表されました。
【参考】一般社団法人家族計画協会 「2020年セックスサーヴィー」
同じ調査を2017年に行った際は既婚女性の浮気率が24.4%という結果で、わずか3年の間に約2倍に増えているということがわかります。
以前のような結婚をしたら家庭に入って子どもを産み育てて家族のためだけに尽くすという概念が変わり、主婦も自由に家庭外の世界に踏み出せる社会になりつつあります。
そのため外部の異性との接触が増え、不倫も増加傾向にあると考えられます。
またインターネットの発展も、主婦の不倫が増加している要因のひとつです。
SNSや出会い系アプリなど、友人や趣味の仲間、顔も知らない異性と繋がることのできるツールが普及し、わざわざどこかに出向かなくても出会うことができます。
さらに現代社会では、仕事や日常生活が多忙で家族とのコミュニケーションが不足していることも不倫を誘発する要因です。
「何かあればスマホで連絡すればいい」と思っていると、直接的なコミュニケーションが不足し、夫婦間の絆が弱まってしまいます。
そこで、まったく自分を省みない配偶者ではなく、家庭外の異性に慰めを求める主婦が急増しているのです。
主婦が不倫に至る主な原因
主婦の不倫には、どのような原因があるのでしょうか。
ここからは主婦が不倫に至る主な原因を詳しくご紹介します。
夫や家庭に不満があり寂しい
夫や家庭への不満から、寂しい気持ちを埋めるために不倫に走る主婦は少なくありません。
自分は毎日身なりに構う暇もないほど家族のために尽くしているのに、夫や家族は自分のことを気にかけてくれないという寂しさが原因です。
また嫁姑問題やご近所づきあい、子どもの教育、家族の健康や家計など主婦には沢山気にかけなければならないことがあり、それらに不満があるときは誰かに話したくなるでしょう。
しかし夫の仕事が忙しくて家庭や妻の様子を省みる時間がない場合、会話など夫婦間のコミュニケーションが不足してしまいます。
さらに子どもたちが成長して自分の世界を楽しむようになると、誰も自分のことを気にしてくれない、という寂しさや孤独感を抱きます。
専業主婦は特に社会との接点が少ないため、孤立しているような気持ちになりやすいでしょう。
そんな寂しい気持ちを家族以外の人間に自分の話を聞いてもらうことで埋めようとして、結果的に不倫に至ってしまうのです。
女性として自己肯定感を高めたい
女性として自己肯定感を高めたいという気持ちから、不倫をする主婦もいます。
付き合っている頃や結婚したばかりの頃は夫にチヤホヤされ、女性として求められていたのに、結婚・出産をすると夫から「子どもの母親」「家族の世話役」として見られるようになるケースはよくあります。
「家族」というチームの一員としか見てもらえず、ひとりの「女性」として見られなくなってしまうのは女性にはとてもつらく悲しいものです。
通常結婚している女性にとって、自分を異性として意識し、女性として触れるのは夫だけです。
それなのに結婚をして長い年月が経つと夫婦間のスキンシップも減ってしまい、セックスレスに陥っている夫婦も少なくありません。
「もう一度女性として見られたい」「男性から褒められたり、求められたりしたい」という気持ちが湧きあがり、不倫に走ってしまうのです。
刺激や恋愛感情を味わいたい
刺激やトキメキなどの恋愛感情を味わいたい、という理由で不倫をする主婦もいます。
子どもが小さいうちは毎日バタバタと育児に追われていたものの、子どもが小学校に上がるなど長時間家を空けるようになると、ひとりで過ごす時間が増えます。
毎日同じことの繰り返しでつまらない、むなしいと感じ、何かドキドキワクワクするような刺激が欲しくなる主婦も多いでしょう。
また最近では不倫ドラマや映画が話題になったこともあり、「自分もまたこんな恋愛がしたい」「ドキドキしたりときめいたりしたい」と影響を受けて不倫に走る主婦もいます。
一度刺激を味わうとクセになってしまい、不倫を始めるとなかなかやめられなくなってしまいます。
刺激や新鮮さを求めるあまりに、不特定多数の男性と不倫を繰り返す主婦も少なくありません。
主婦の不倫にありがちなシチュエーション・パターン
社会との接点が少ない主婦は、不倫相手とどのように出会っているのでしょうか。
ここからは主婦の不倫にありがちなシチュエーションやパターンをご紹介します。
パート先の上司や仲間と不倫関係に
主婦の不倫で多いのは、パート先の上司や同僚と不倫関係になるケースです。
子どもが小さいうちは専業主婦をしていて、小学校に上がるなどある程度大きくなってからパートを始める主婦は少なくありません。
今までは夫や子ども、ママ友としか接していなかったのが、急に家庭外の数多くの人と接することになるため、新鮮さや刺激を感じます。
家庭外の異性に魅力を感じ、不倫関係になってしまうのはよくあるパターンです。
特に社会復帰したばかりで仕事に慣れないうちは、親身になって指導してくれる上司や共に励まし合いながら働く同僚を、必要以上に心の支えとしてしまうのでしょう。
パートに出ることで交友関係が広がるため、主婦の身でも出会いの機会が増え、不倫に繋がりやすくなります。
出会い系やSNSを介して出会った相手と
主婦の不倫は、出会い系やSNSを介して出会った相手と不倫に至るパターンもあります。
インターネットの普及により、最近では出会い系アプリやSNSで手軽に異性と繋がれるようになりました。
そのため30〜40代の主婦の間でも、出会い系アプリを利用している人が増えています。
どこかに出向くことなく、スマホひとつで自己紹介からメッセージのやりとり、会う約束まで済ませられるのが出会い系アプリやSNSの便利なところです。
相手の素性がわからない分、メッセージのやりとりを重ねてお互いのことを知るうちに親密さが増していきます。
また出会い系アプリやSNSは今まで自分と全く関わりのなかった人と出会うことができるので、共通の友人などの接点がなく、バレにくいというのが人気の秘訣です。
特に出会い系アプリは不倫目的で利用している人が多いので、不倫願望のある主婦が同じ目的の異性を探しやすいでしょう。
同窓会や旧友との飲み会で再会して
同窓会や旧友との飲み会で再会し、不倫関係が始まったというケースもよくあります。
以前であれば同窓会のお知らせなどはハガキや手紙が一般的で、引っ越しや結婚などの理由で住所がわからなくなると、同窓会の開催を伝えられないこともありました。
しかし現在ではSNSを利用すれば、簡単に同窓会や旧友の集まりを知らせることが可能です。
そのため集まりやすくなり、再会したことがきっかけで連絡先を交換したり、SNSのメッセージでやりとりをしたりと、旧友との縁が復活しやすくなっています。
旧友はもちろん、学生時代の元恋人と再会したことがきっかけで不倫関係になったというパターンも多いでしょう。
全く知らない相手に比べ、旧友や元恋人はお互いのことをよく知っていて、身元もわかっているという安心感から再び親密になりやすい傾向があります。
主婦の不倫に待ち受ける大きなリスク
不倫は不貞行為であるため、大きなリスクがつきものです。
ここからは主婦の不倫に待ち受ける大きなリスクについて解説していきます。
慰謝料を請求され最悪の場合は離婚
主婦が不倫をしてバレてしまうと、有責配偶者となり、離婚をするかどうかにかかわらず、夫から慰謝料請求をされるリスクがあります。
また、不倫相手が既婚者である場合、不倫相手の配偶者からも慰謝料請求されるでしょう。
慰謝料の金額は婚姻期間や不倫の期間・回数によって変わりますが、離婚する場合は100万円程度、しない場合は50万円程度の慰謝料を支払わなければならなくなります。
専業主婦で支払い能力が低い場合は、分割で支払うことになるでしょう。
最悪の場合、慰謝料だけではなく離婚を求められる場合もあります。
不倫、つまり不貞行為は法律によって離婚を認められる、法定離婚事由のひとつとして定められているため、自分が離婚したくなくても裁判になれば離婚が認められる可能性が高いでしょう。
子どもや親・親族に影響が及ぶ
不倫していることがバレると、子どもや親・親族にまで影響が及ぶというリスクもあります。
母親が不倫していたことを知らされれば子どもの心に深い傷を作り、信頼関係が失われることは避けられません。
離婚に至る際には親権者を決める必要がありますが、子どもが不倫をした母を許せずついて行くのを拒むケースも珍しくはありません。
特に子どもがある程度大きく、不倫の意味が理解できる年齢の場合は母親に強い嫌悪感を抱いたり、両親の争いに巻き込まれてストレスを抱え込んでしまったりするでしょう。
また不倫をしたことが親や兄弟などの親族にまで影響し、夫側の親や親族から責められることもあります。
「バカなことをして恥ずかしい」と縁を切られてしまう可能性も考えられます。
不倫がきっかけで親も子どもも、同時に失ってしまうことになるでしょう。
住む家がなくなり引っ越しを余儀なくされる可能性も
不倫をするような人と一緒に暮らせないという理由で、夫から別居や離婚を言い渡され、住む家がなくなる可能性もあります。
急に出て行ってくれと言われた場合、身を寄せる場所がなく住む場所に困ってしまうでしょう。
アパートなど住むところを探して借りるにしても、家を探す時間と敷金や礼金などの費用がかかります。
身ひとつで追い出され、実家など頼る場所がないとかなり不自由な生活になるでしょう。
夫からすぐに別居や離婚を言い渡されなかったとしても、ご近所さんにバレている場合もあります。
「あの人不倫してたらしいよ」と好奇の目で見られたり、「不倫するような人と付き合えない」と避けられたりして引っ越しを余儀なくされてしまうこともあります。
生活が苦しくなり老後まで尾を引く
今まで夫の収入に頼って暮らしていた場合、不倫をしたことで夫から離婚を求められれば、経済的な困難を抱えることになります。
不倫をした側なので当然慰謝料はもらえず、自分で働いて生活を維持する必要があります。
ずっと専業主婦でいた場合はブランクがあるため、すぐに生計を立てられるほどの仕事に就くのは困難です。
慰謝料を分割で支払うとなれば、毎月決まった額を支払う必要があるため、長期間苦しい生活が続きます。
離婚後の経済的な困窮が老後まで尾を引き、福祉のサポートを受けなければならなくなることもあるでしょう。
主婦の不倫問題でお困りの場合は弁護士に相談
近年主婦の不倫は増加しています。
女性の社会進出やインターネットの普及という社会情勢の変化にともない、夫婦間のコミュニケーションや家族の絆を感じられる機会が減ってきていることが大きな原因であると考えられます。
また様々な情報が手軽に手に入るこの時代で、「女性としての自分」を楽しんでいる人の発信に影響され、「もう一度女性として見られたい」という気持ちで不倫に走る主婦も多いでしょう。
不倫に至った事情や出会い方は人ぞれぞれですが、不倫には大きなリスクがあるということを忘れてはいけません。
慰謝料を請求されて経済的に困窮したり、子どもや親兄弟と会えなくなったりすることもあると、不倫を始める前に思い出して一度踏み留まることをおすすめします。
ただし、もう不倫をしていてそれがバレてしまったという場合は一度弁護士に相談してみましょう。
頼れる人がいない状況で、弁護士の存在は精神的な支えになってくれるはずです。