不倫関係が始まるにはいったいどのようなきっかけがあるのか、知りたい方も多いのではないでしょうか。
本記事では不倫が始まる一般的なきっかけや不倫が始まる心理的背景をご紹介します。
また不倫の具体的な事例と影響、法的なリスクと予防策まで徹底的に解説しますので、不倫のきっかけについて知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
不倫が始まる一般的なきっかけ
不倫が始まるにはどのようなきっかけがあるのか、一般的なものをご紹介します。
職場での親密な関係が原因
職場は一日の大半を過ごす場所であり、上司や部下、同僚とは毎日顔を合わせるため、親密な関係になりやすいでしょう。
- 職場での長時間の仕事やプロジェクトを通じた連携
残業が多い職場であると、長時間顔を合わせることになるため、仕事だけの会話だけではなく休憩時にプライベートな会話をする機会が増えます。
もし2人で残業をしていた場合、終わった後に「食事でも」という流れになりやすく、それを繰り返しているうちに何となく親密な空気になってしまうケースもあるでしょう。
- 共通の目標や困難を乗り越えることで親密な関係が築かれやすい
営業目標など共通の目標に向かって協力し合ったり、大きなクレーム、ミスなどの危機を支え合って切り抜け、仕事の成功や失敗を共に経験すると同志としての絆が深くなります。
その絆がいつしか恋愛感情に変わり、不倫関係に至るケースも少なくありません。
大きな仕事が終わった後に「打ち上げ」として一緒にお酒を飲みに行く機会もあり、お酒の勢いで急に距離が縮まることもあるでしょう。
- 上司と部下・同僚同士の関係がエスカレートしやすい
部下から上司に仕事の悩みを相談したり、上司が部下を育てるために親身になって指導やアドバイスをしているうちに、信頼関係が不倫関係になってしまうケースは多いでしょう。
また同僚同士でも、最初は仕事の悩みを相談し合っていたけれど、いつしかプライベートな相談までするようになって、不倫に発展することがあります。
尊敬できる上司とかわいい部下、悩みを共有し合える同僚といった信頼関係は、長期間共に過ごすことによって不倫へと発展しやすいといえるでしょう。
SNSやメッセージアプリでの再会や連絡
最近ではスマホという便利なアイテムにより、SNSやメッセージアプリで気軽に誰とでも連絡がとりやすくなっています。
そのため、以下のようなパターンで不倫が始まるケースが多いでしょう。
- SNSを介して昔の友人や恋人と再会する
FacebookやインスタグラムなどのSNSにより、今まであまり連絡を取り合っていなかった昔の友人や恋人とも簡単にインターネット上で繋がることができるようになりました。
久しぶりに連絡を取り合って近況報告や昔の思い出話などをするうちに親密になり、不倫に発展するきっかけになります。
- メッセージアプリでの気軽なやり取りが次第に親密さを増す
メッセージアプリは無料でメッセージのやりとりや通話もできる便利なアプリで、電話番号やメールアドレスを交換する手間なく、ID検索やQRコードで繋がることが可能です。
本名ではなくニックネームで表示できるなど匿名性もあり、チャットのように誰とでも気軽にやりとりができます。
そのためマッチングアプリなどで知り合った相手と、メッセージを交換しているうちに親密になっていくケースも多いでしょう。
家庭内のすれ違いやコミュニケーション不足
家庭内で夫婦間や子供を含めた家族の間ですれ違いやコミュニケーション不足が起こり、不倫に走るきっかけになることもあります。
- 夫婦間でのコミュニケーション不足や長期間のすれ違い
結婚をして長い期間共に暮らしていると、子育てや仕事でそれぞれ自分の役割に気持ちが向いてしまい、夫婦間のコミュニケーションが不足するケースは珍しくありません。
また夫の帰りが遅く、帰宅したら妻は子供と一緒に就寝しているなど、生活時間のズレによって顔を合わせて話をする時間をあまり持てないこともあります。
コミュニケーションが不足するとお互いの気持ちがすれ違っていることに気づいてはいてもすり合わせる機会が持てず、外に目を向けるようになるケースが多いでしょう。
- 家庭内での孤独感を埋めようと他の異性に気持ちが向かう
配偶者や子供もいて、一見幸せそうな家庭でも、実は家庭内の孤独感をおぼえてしまうことがあります。
配偶者が自分を異性として見てくれず、子供は成長してもう親に甘えることがなく、むしろうざったいと思われている場合、「自分とは一体何なのか」という孤独感に苛まれてしまいます。
そして再び自分をひとりの異性として見てくれる相手を探し、配偶者以外の異性と不倫関係に発展するのはよくあるケースです。
不倫が始まる心理的背景
不倫が始まるきっかけがあっても、不倫する人としない人がいます。
そこであえて不倫に走るのはどのような心理が働くからなのか、不倫が始まる心理的背景を解説しましょう。
満たされない感情を埋めるため
自分の心の中に何か満たされないという感情があり、それを埋めるために不倫を始める人は少なくありません。
夫婦として共同生活を続けているうちに、お互いのことを「空気のような存在」と感じる夫婦も多いでしょう。
いつも一緒にいることが当たり前になって、付き合っていた頃のような恋愛感情や強い関心が薄れてしまいます。
そのため「自分はもう配偶者に異性として見られていない」と感じ、家庭外で自分に愛情や関心を注いでくれる人に魅力を感じるようになるでしょう。
また、配偶者や家族に不満があったり、家庭内で孤独感をおぼえたりして、不倫を始める人もいます。
家族への不満があっても、喧嘩やもめ事になるのを避けるために直接ぶちまけることができず、ひとりでため込んでしまう人は特にその傾向があります。
家族以外に自分の話を聞いてくれる異性が現れると、「この人だけが自分をわかってくれる」と感じ、気持ちが向いてしまうことも。
また自分の配偶者と子供が同性の場合、異性の自分だけが男同士・女同士の会話に加わることができず、疎外感をおぼえるケースもあります。
誰も自分を気にしてくれないという孤独感から、家庭の外で自分に関心を向けてくれる人を求めやすいでしょう。
新鮮さや刺激を求めるため
長く連れ添った夫婦に多いのが、マンネリ状態に陥ってしまい、刺激を求めて不倫を始めるケースです。
長年関係が続いていると、同じような日常生活の繰り返しになり、変化や刺激がなくなってしまいがちです。
配偶者に対しても同様に、お互いの性格や行動パターンをよく知っているため新鮮さが失われ、マンネリ化してしまう夫婦は少なくありません。
お互いの存在や変わりばえのしない毎日に飽きてしまうと、つい新鮮さを求めて配偶者以外の異性と不倫を始めてしまうのでしょう。
また、異性との新たな出会いというのは非常に刺激的です。
お互いのことをよく知らないため、新たな一面を発見したり、予想外の行動に驚いたりと、新鮮に感じることが多いでしょう。
性格から行動パターン、身体のすみずみまで知り尽くしている配偶者より、新しく出会った異性を刺激的で魅力的に感じ、不倫に発展しやすいです。
自己肯定感の向上を求めるため
自己肯定感の低い人は不倫に走りやすい傾向があります。
もともと自分に自信がなく、さらに年齢を重ねて見た目の衰えを感じたり、配偶者に異性として見られていないと感じたりしている人に多いケースです。
不倫をして異性に求められることで、自分には男として・女として、そして人間としての価値があるのかを再確認しようとします。
また、やりがいのない仕事ばかり任されたり、家庭では配偶者も子供も自分のことを省みてはくれなかったりすると、「自分の存在価値とは何なのか」と考えることもあるでしょう。
職場や家庭において「自分は必要とされていない」と感じると、自分を求めてくれる人がいる不倫関係に依存しやすくなります。
不倫の具体的な事例と影響
ここからは不倫の具体的な事例を3件ご紹介します。
SNSでの再会から始まった不倫
最近では昔の恋人や友人とSNSで再会し、そこから親密さが復活するケースが増加しています。
A子さんは夫と小学校高学年の子供のいる主婦。
ママ友に勧められてSNSを始めて見たところ、「知り合いかも」と昔の恋人のアカウントが表示されました。
どうやら共通の友人のアカウントをフォローしたために表示されたようで、懐かしくなって昔の恋人のアカウントをフォローしたA子さん。
すると間もなく元恋人からもフォローされ、DMで近況報告などのやりとりをするようになりました。
そして「久しぶりに会わない?」と誘われて会ってみたところ、懐かしい話で盛り上がりました。
そして数回会ううちに身体の関係を求められ、不倫関係に発展してしまいました。
家庭内別居が原因で他の異性に心を寄せる
夫婦関係が冷え切ってしまい、家庭内別居状態が続くと、心の隙間を埋めるために他の異性に惹かれることが多くなります。
B子さんと夫は結婚して20年以上。
共働きであるにもかかわらず夫は家事や育児に非協力的で、B子さんは不満を抱きつつもほぼひとりで娘を育ててきました。
そして娘が大学に入学し、地方で下宿生活を始めたのをきっかけに家庭内別居をすることに。
夫とは家で顔を合わせても話をすることもなく、相手のために家事をすることもありません。
そんなB子さんの職場には長年一緒に働いている男性の同僚がいます。
繁忙期には一緒に残業をすることも多く、帰りに食事をしながら夫と家庭内別居中であると打ち明けると、同僚は親身になって話を聞いてくれました。
今まで誰にも話せなかった家庭内別居の話をしたのをきっかけに同僚との仲が深まり、よく2人で食事にいくようになりました。
B子さんは同僚をひとりの男性として意識し始め、まだ夫と離婚もしていないのに、これからどう接していけばいいのか悩んでいる最中です。
職場のプロジェクトがきっかけで不倫に発展
仕事のプロジェクトや残業がきっかけとなり、同僚や上司と不倫に発展することもあります。
C男さんは妻と子を持つ既婚者。とある企業で責任のある立場を任されており、大きなプロジェクトを控えてメンバーを集め、ひとつのチームを立ち上げました。
その中に若くて将来有望な女性社員が一人加わることになりました。
その女性社員は経験がまだ浅いためミスをすることもあり、それをC男さんが一緒に残業をしてカバーすることもしばしば。
女性社員はC男さんを尊敬し、個人的に食事をしながら仕事の相談に乗ったこともありました。
そしてチームが力を尽くした結果、そのプロジェクトは大きな成功を収めました。
達成感といくつもの困難を共に乗り越えてやっと終わったという解放感から、C男さんはチームのメンバーを誘って打ち上げを開催しました。
女性社員とは特に長い時間一緒に行動を共にしていたため、打ち上げの後に2人きりでお酒を飲みなおしに行き、その流れで関係を持ってしまいました。
不倫の法的リスクと社会的影響
不倫は配偶者や家族を傷つけるだけでなく、不貞行為として法的なリスクも伴います。
不倫の法的なリスクと社会的影響をみていきましょう。
離婚や慰謝料のリスク
不倫が発覚すると、離婚や慰謝料の請求につながる可能性が高いです。
日本の法律では、不倫は民法709条の不法行為に基づく損害賠償として、不倫によって生じた精神的苦痛を金銭に換算した慰謝料が発生します。
不倫の慰謝料の金額には明確な基準はなく、おおまかな相場は以下のとおりです。
- 離婚しない場合 数十万~100万円程度
- 不倫が原因で離婚をする場合 100万~300万円程度
不倫の慰謝料を争う裁判では、基本的に相場を目安に金額が決まります。
しかし不倫の慰謝料は話し合いで解決して決める場合もあり、お互いが合意した場合は相場以上の金額が支払われることもあるでしょう。
社会的信用の喪失|職場での影響
職場での不倫が発覚すると社会的な信用が失われ、降格や解雇のリスクも生じることがあります。
具体例をひとつご紹介しましょう。
D男さんは優秀な営業課長ですが、仕事の悩み相談を受けるうちに女性社員のE子さんと親密になり、不倫関係になりました。夫の異変に気付いたD男さんの妻が会社に乗り込んできて、D男さんとE子さんの不倫はその場にいた上司や同僚全員に知られてしまいました。
その後D男さんは社内の風紀を乱したとして課長を降格となり、E子さんには配置転換が命じられ、別の支社に異動することに。 D男さんは閑職に追いやられ、収入が激減。妻とは家庭内別居状態で、不倫の過去を知る同僚たちに白い目で見られ続けています。 |
不倫を防ぐための対策
不倫は精神的苦痛やリスクが大きく、誰も幸せになりません。
不倫を防ぐためには一体どのような対策をすべきなのかを解説していきます。
パートナーとの定期的なコミュニケーション
不倫を防ぐためには、パートナーとの日常的なコミュニケーションを通じて信頼関係を強化することが重要です。
忙しい毎日の中で、顔を合わせる時間が少ない夫婦もいるでしょう。
しかし少しの時間でも会話をする時間を作ることをおすすめします。
何か変わったことがあればすぐ相談したり、報告したりすることが信頼関係の強化に繋がります。
また定期的に長く会話をする時間を作ったり、デートをする日を設けたりして、感情的なつながりを維持することも大切です。
改めて2人で行動をしてみると、相手の新たな一面を発見し、新鮮な気持ちになれる可能性もあります。
さらに家族でひとつの目標を設定し、家族全員で協力する機会を作ると、家族の絆が深まるとともに、疎外感や孤独を感じることもなくなるでしょう。
自己成長や自立を促す行動
自己肯定感が下がると不倫に走りやすいため、自己肯定感を高めることを意識して行動することをおすすめします。
自分の価値は他者が決めるものではなく、自分で決めるものです。
新しい趣味や習い事などで自分の内面から自己成長に努めれば、自分への自信につながります。
自分への自信をつけて自己肯定感をアップさせることが、不倫のリスクを減らす方法の一つであるといえます。
またやりがいのある仕事への転職や、収入に繋がる資格の取得など、自己成長を続けることで、パートナー以外の異性に依存しない生活を送ることができるでしょう。
不倫のきっかけは身近なところに潜んでいる
不倫のきっかけは職場やSNS、家庭内のコミュニケーション不足など、生活の身近なところに潜んでいます。
誰もが同じ状況になってもおかしくはないのに、不倫をする人としない人に分かれるのは、パートナーとの関係性や本人の意思の問題によるところが大きいです。
不倫は家族に精神的苦痛を与え、本人も社会的な制裁を受けるリスクの高い行為です。
配偶者に不倫をさせない、自分も不倫に走らないためには、コミュニケーションを欠かさないことと、自己肯定感を高くもつことを意識しましょう。